藤木由美とあかずきんに萌える 月光条例6巻

月光条例 6 (少年サンデーコミックス)

月光条例 6 (少年サンデーコミックス)

今回の巻では、5巻の終わりから続いていた赤ずきんの話がメインです。「だむ ですとろい」な赤ずきんちゃんです。今のところ、月光条例の中ではこの赤ずきんのエピソードはかなり好きです。たった一人の「読み手」のための復讐と赤ずきんの望みだった「頭を撫でてもらいたい」というのがなんとも。最初はとにかく、かよちゃんを殺した(家に放火した)連中を捜しては殺していった。
当然月光条例執行するために、イデヤや月光も出てきた。
対話もせずに月光条例を執行しようとするイデヤと対話をしようとする月光。
赤ずきんの話で二人の月光条例の執行にあたる姿勢の違いが明確に出てきた。「おむすびころりん」の話からずいぶんイデアと月光の考えの違いは出ていたけどな。
赤ずきんに関しては、読み手のことがあったとはいえ、キャラクター自身が「月打」を望んでいるという珍しいケースだった気がする。赤ずきんのエピソードのラスト3話はすごくいい展開だった。

第13条「入道雲」は、藤木由美に萌えたな。いやでも、工藤さんにも萌える。なにこの素晴らしいエピソード。藤木由美は元々名もないキャラクターだったらしいんだけど、藤田和日郎先生のアシスタントやはじめてのあく藤木俊さんの後押しがあって、ゲストキャラから格上げされたらしい。アラビアンナイトのエピソードにも藤木由美は出てるもんな−。すばらしいな。